宮崎の医師.I上先生がK坂夫妻を「Mちゃん」「I江さん」、K坂夫妻はI上先生夫妻を「お兄さん」「お姉さん」と互いに親しく呼び合う姿を見て、4人は親戚か幼なじみなのかなと思ったものだった。
その後、船で知り合った仲だと聞いて驚いたが、船には素敵な出逢いがあることを証明して下さったと喜んでいる。
K坂恵一氏は人生の達人である、私などとは全く違う視点で世の中を見ているようだ。
船には宝物が山のように転がっている、自分たち夫婦がクルーズ船に乗るようになってから自分の会社が発展したのだと、よく話される。
どんな宝なのか私の目にはよく見えないが、船旅特有の見知らぬ人たちとの気軽な交流の中に光り輝くものを見つけ出し、さらに素晴らしい人たちとの出逢いがあったのに違いない。
I江丸人はとても気配りのある優しい人である。
酒はほとんど呑めないのに、「D鶴子さん」「I江さん」と呼び合って、やはり船で知り合った仲良しのT内さんと夜遅くまでバーで楽しんでいるのを時見かけた。
北スマトラの民族舞踊インダン。
中央がW辺キャプテン。
残り2人のうちのひとりが、妻のI江である。
コントラクトブリッジやマージャン、ダンスなど何事にも積極的に挑戦される彼女は、好奇心も旺盛、私もワルツのお相手をよくお願いしたが、お互い初心者、足を踏んだり踏まれたり、他の船客にぶつかったり、いつも冷や汗ダンスであった。
趣味の写真の腕は相当なものである。
南太平洋クルーズでは、毎日、船長公室で1ヵ月もの間、北スマトラの民族舞踊インダンを特訓し、仮装大会の夜、パンティストッキングを頭から被って出演したのも楽しい思い出である。
一度、株式会社Kサカの本社を訪ねたことがある。
社員の方のとても温かいもてなしに感心させられるとともに、地下の倉庫に案内された時は我が目を疑うような光景を目にした。
膨大な量の商品が、棚やショーケースに整然と並んでいたのである。
もう整理整頓の域をはるかに超越して、各商品はまるでダイヤモンドやルビーといった貴重な宝石の標本のように見事に陳列されている。
Kサカの人たちの商品1つひとつに対する深い愛情を見て感動を覚え、K坂夫妻の人生観と経営哲学がここにあるのだと確信した。
K坂さん、奥様のI江さん、これからも船旅を愛し、人生を楽しんで下さい。
日本初の国産純外航クルーズ大型客船「ふじ丸」また、海外旅行する前は、お得意様の歯科医院を回って、足りなくなりそうな材料はすべて補充Jし、機械で故障しそうな箇所は、入念に調整してパーツを取り替えておくことを心がけていた。
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